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≪取扱作品≫
・長編『宇田川社警護部特殊警護課K班 -再試行&再生&再利用-』
・短編集『それはつめたくてあたたかいもの』

2008年05月03日

「感情制御装置」

私は感情制御装置
本体が外部に晒したくない感情を抑え込む

泣きたくても泣けないなら、本体には笑顔を
怒りを覚えた時には、せめてもの無表情を

私が生まれた時からずっと
私は本体の感情を制御し続けた
制御という名の抑圧を

私が抑えつける感情は、最近『怒り』ばかり
それは本体の中では郡を抜いて凶悪だ
いつも制御に時間がかかる

いつもの時間
いつもの場所で
本体は『怒り』を抑えろと命令する
言われるまま抑えつける私

それは、つまりどういう事なのか
持ってはいけない私の考え
実行してはいけなかった一つの行動

私はわざと『怒り』を制御しなかった


本体は私が何もしないから、怒り狂う事しかできなくて
何年にも渡って積み上げた怒りを、勢いに任せて言葉にする

「意味分かんない」
「なんでそういう事しか言えないの」
「アンタなんて大嫌い」


我慢は適度にしておかないと、ニンゲンはこうなる
今の本体が良い例だ

「私の気持ちなんて考えた事なんてないんでしょ」
「言い訳だって嘘なんだ」

だけれどニンゲンって不思議だ
どれだけ嫌いでも、最後には笑顔になるのだから

私には分からない
分かりたくもない
posted by 爽川みつく at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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