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≪取扱作品≫
・長編『宇田川社警護部特殊警護課K班 -再試行&再生&再利用-』
・短編集『それはつめたくてあたたかいもの』

2016年10月27日

それが私のつくる道

日がな一日小説しか書いてねえ!
……というのは誇大表現としても、小説を書いたり、ネサフしたり、あと一応仕事を探したりをするばかりで引きこもっているというのは確か。
引きこもっていると日常の刺激というのも最小限に、というかほぼほぼ皆無になるわけでして。
ブログに書くことが、本当にないんですよね(真顔)
そんなわけで、割と心にゆとりのある時にしかやらない記事でも書くかという気分になりました。
ので、誰の得にもならない爽川流創作論のお時間です。
いつもどんな感じで小説を書いているのかっていうのをつらつら書いていくよ!

まずは短編。
たとえば、この間投稿した『要らない子供に夢は要るか』で考えると。
だいたいはフレーズを思いついて、そこにストーリーを肉付けしていく感じです。
これの場合は、「応答せよ、冬=vですね。
依頼があり、派遣されるかたちで人々を救う格好良いヒーローものが書きたい、というのが当初の目論見でした。
まあ着地点はものの見事に違ったわけですが、短編だから、ある程度の誤差はむしろ楽しみでもあります。
おおまかにあらすじは考えますが、書き進めていってみて、この話に、このキャラに、この結末は似合わないとなれば軌道を修正していく。
短編の場合は、この作業すら楽しいのです。

フレーズ以外にも、オチから思いついて書いたもの(レアケース)である『Utopia』や、味覚障害の話が書きたい! とテーマを決めて、そこに肉付けしていった『ミライ』とか。
短編は基本的に思いついたものに肉付けしていって、矛盾をなるたけ生じさせないよう調整していく感じ。

では長編はどうなのかというと。
長編は、ノートに軸となるエピソードを書き出すところから始まります。
あくまでも全体のおおまかな設計図、というポジションのものなので、物語における重要なイベントをどこで起こして、それに対して登場人物がどう反応し、対応して変化していくのか……みたいなことを書き出します。
それとは別に、書きたいエピソードも。
『しろくろ』は樹くんと異散さん以外は、物語を書き進めながらキャラクターを考えていたということもあって、ちょいとイレギュラーな立ち位置にあるのですが。
そもそも、昔モバゲにて「連載」というかたちで書いていたものだから、そもそもの毛色が違うのです。
それと比べると、『三角刀一夜』は登場人物が確定した状態で作り始めたので、通常の流れですね。

そうして物語の大体の流れができたら、今度はそれをもっと細かく練っていきます。
おおまかな章分けもこのときに。
「この章で何枚くらい使ってどれくらい話を進めるか」っていうのも、一応は決めるんですが、まあ予定通りにいったことなんてないですね\(^o^)/

あとは、設定自体で矛盾を起こさないように、設定とかも書き出します。
まあ、書いたは良いけど結局ほとんど見ないから、書き上げてみたら矛盾満載という事態も多発しているんですけれど。それはそれ。

そこまで全てをノートに書き出して、ようやく作業の主体がパソに移ります。
パソを買い替える前まではワードで、今はオープンオフィスで書いていきます。
小説を書くのだから最初から縦書きが良いし、最終的に印刷して投稿するのだから、見栄えとか文字の詰まり具合とかも考えつつ書きたいので。
あらかじめ書き出していたプロットを参考に、ひたすら書き進めていきます。
途中、矛盾する箇所が出てきたとしても「細かけぇこたあ良いんだよ、未来の自分がなんとかする」の精神で、書き進めていきます。
長編において一番大事なのは、とにかく最後まで書き上げることだと思っていますのでね。
細かいところに気をとられて最後にまで手が届かなくなることだけは避けたいのです。
あとは、毎日作品に触れること。
「小説は生き物で、毎日少しずつでも書かないと、小説にそっぽ向かれてしまう」……みたいなことを、何年か前に作家さんの講演会で聞いて、なるほどなと思ったので、なるだけ毎日小説を書くようにはしたいのですが……まあ、うん。

どうにかこうにか書き上げることができたら、またノートの出番です。
ラストまで書いた小説を、ざっくりとノートにまとめ直す作業が始まります。
伏線として書いたつもりの文章が未回収だったりとか、勢いだけで書いた文章だから破綻してるとか、全体像がわかっているからこそできる修正というのを、ここからしていくわけですね。
このとき、未来の自分に丸投げした過去の自分を殺したくなりますが、ここは我慢のときです。
短編同様、この調整が楽しいという部分もないではないし。
それに小説であれば、苦しい作業ですら楽しいみたいなところもありますからね。

そうして全体像として修正すべきところを押さえたら、またパソに戻って具体的な文章の修正です。
このときに一番苦しいのが、「勢いだけで書いた文章」と「冷静になって、全体を見て修正した文章」と「それら全てを踏まえて思いついた全く別な文章」のみっつが頭の中に犇めいているとき。
どれを選べば……! ってなります。
迷いに迷って決められなかったときは、ノートに付箋を貼るなりして記憶に留めて、一旦は保留に。

その修正が終わったら、今度は一度印刷します。
それまでずっと画面上でしか文章を見ていないので、いざ紙の上の文章となるとまた印象が違ってくるので、その誤差を埋めるためですね。
前は画面の小さいノートパソコンで、画面を縮小して書いていたということもあり、印刷は大事な行程でした。
今はデスクトップ型にしたから割合快適ですが、でも画面で見るのと紙で見るのとでは違うから、結局印刷はします。

そうして印刷した小説にも手を加えていって、その修正点を反映したのが最終稿となります。
ここまででもだいぶ読み返しまくっていて、果たしてこれが面白いのかどうかっていうのが迷子になっているので、これ以上の修正は、もうしません。
あとはもう新人賞に投稿して、待つのみ。
落選したら、もらえるのであれば評価シートから改善点を考えて、次へと繋げていく感じ。
感想をいただけたらそれも参考に。

……というわけで、長々と書いてきました、爽川流創作論でした。
改めて、いつもやってることを書き出してみると、すっげぇ面倒なことしてるなあとは思いましたが、記憶力がないのだから、何度も何度も書いて書き直して、自分の文章を納得のいくものにしていくしかなかろうて。
誰の為にもならないメイキングではありましたが、少なくとも自分の為にはなりました。
小説、書くかあ……(真顔)
posted by 爽川みつく at 22:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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