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≪取扱作品≫
・長編『宇田川社警護部特殊警護課K班 -再試行&再生&再利用-』
・短編集『それはつめたくてあたたかいもの』

2009年11月08日

「有無の境界線」

有ると言われればありません
無いと言われればありません

世界はとってもあやふやで
だからきっと「この世界は実は夢でした」なんて言われれば、私は信じてしまうでしょう
あやふやで
曖昧で
境界線はどこにもありません

夜空で一番輝く星は人工衛星
夜空を横断するのは飛行機
有ると言われていたものが消え
無いと言われていたものが現れた
世界は進む
たくさんのものを消しながら
あやふやに
曖昧に
境界線を消し去っていく

こんな世界はあやふやで
生の実感を得ることさえ難しい
生きているものはいつか死にます
死んでいるものはいつまでも記憶の中に
あやふやから
曖昧に

私は
私達は、こんな世界でも生きていきます
他の世界を知らないから
あやふやでも
曖昧でも
境界を知らなくても
私達は生きていけます
posted by 爽川みつく at 22:00| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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