実にいつも通りの朝でした。
強いて言えば今日はいつものコンビニでなく、パン屋でお昼を買ったということくらい。
毎日同じ内容のラジオCM。
よく見かける通行人に車。
なんの変哲もない朝でした。
しかしあと15分ほどで職場に着く辺りになって、事態は一変したのです。
私の通勤ルートの中で一番の難所である、十字路を右折する箇所。
その右折する先に、不自然にコーンが置いてありました。
コーンの他には表示などは一切ありません。
通行止め? でも、吹雪でも濃霧でもないのに?
そして仮に通行止めだとして、そのコーンの先からは普通に対向車が出てきています。
「ああなるほど、工事で交通規制でもしてたけど解除したのか」。
瞬時にそう判断して、私は不自然に置かれたコーンのその先へ侵入しました。
右折した先は田んぼの只中をひたすら真っ直ぐ進む道です。
故に見通しが半端なく良いんですよね。
だからこそ、私はそれを見つけられたのです。
真っ直ぐ直線の、その先にパトカーらしき車があるということに。
そこでようやく、さっきのコーンは警察が置いたものだったのかという結論に至りますが、しかし言っても田舎の田んぼ道。
完全な通行止めなんてするわけないと思うじゃないですか。
実際、事故車両なんて見えなかったし、もう処理も終わったのだと思いました。
が、進行した先にはコーンを設置する警察官の姿が――!
いま事故起きたばっかりなのかよ!いやいや、事故それ自体は仕方ない。明日は我が身、気をつけなきゃいけません。
だがしかし、
こんな真っ直ぐの田んぼ道を全面封鎖するレベルの事故ってどんなだよ?!田んぼ道での事故なんて、せいぜい単独で田んぼにダイブくらいじゃないんですか。
それがなにをどうしたら全面封鎖に至ったのですか。
田舎道なんだから片側通行くらいで良いじゃん?
1kmか2kmかの直線道路を封鎖する意味って????
事態を把握してから瞬時にキレましたが、しかし封鎖されているところを無理に通るわけにはいきません。
仕方ないから一旦路肩に車を停車させて、私はスマホを取り出しました。
どうしてかって?
そりゃあ去年の今頃、職場までの道のりを父に教えられてどうにか通勤しているような私が、こんなアクシデントを想定して迂回路を把握しているわけがないからですよ!\(^o^)/
下手をうって遅刻しても嫌だから、ちょっと地図を見てから行こうと思ったのです。
だというのに警察官に笛を鳴らされ停車もできずに発車。
左折しろと指示を出してきたので左折します。
けれどもその先の道は全く知らない道です。
嫌な汗と、妙な痛みを訴える心臓。
こうなってしまえばままよ、目印の建物に向かって進むほかない!!!!
目標さえ見失わなければ道は繋がっているはずだ!!!!
だがしかし、明らかにここ農道!
道の幅が狭くてすれ違いすら怖い!
もしかして一方通行なんじゃねぇのかこの道という恐怖!
ふとバックミラーを覗けば4台くらい後続車がいるという威圧感!
最終的には砂利道に出てきたんですけど??!!!!
……という紆余曲折がありましたが、はい、どうにか無事に知っている道に出ることができました。
職場にもいつも通りくらいの時間に到着できました。
あれで道を間違えていたら、後続車がいる関係でバックもできなかっただろうし、いやはや、相変わらず爽川さんのこういう時の咄嗟の判断力は素晴らしい(自画自賛していくスタイル)。
いつも以上に集中して運転していたのは確かです。
ああ怖かった(小並)
普段カーナビを使わずともいざという時(今回のような時)には役立つから、カーナビは搭載していた方が良いのかもしれない……というのが、今回の件から得た教訓でしょうか。
まあカーナビはカーナビでお高いから買わないんだがな!ちなみに、帰る頃にはさすがに交通規制もなくなっていたのですが。
暗かったからかもしれないですが、派手な事故が起きたような形跡が見当たらなかったんですが、それは……。
posted by 爽川みつく at 22:38|
Comment(0)
|
日記
|

|